車のタイヤの基礎知識を学ぼう!製造年月日などタイヤにある表記の基礎知識9選

シェアする:

タイヤは車を走らせる際になくてはならないものですが、自分の車に使われているタイヤの製造年月日や大きさを聞かれて、正しく答えられる方は少ないかもしれません。車のメンテナンスをする上では、タイヤのことを知っておくと何かと役立ちます。

そこで今回は、製造年月日などタイヤに表記されている情報の見方や、タイヤについての基礎知識を9つご紹介します。

 

タイヤの役割について

車のタイヤは、人間の体でいえば足にあたる部分です。丸いゴムでできただけのように見えるタイヤですが、車を走らせる際には以下のような役割を持っています。

 

【1】地面に接して車の重量を支える

タイヤは、車のパーツの中で唯一地面に接する部分です。「手のひらサイズ」や「はがきサイズ」といわれる程度の幅で地面に接しています。普通車であれば、車自体の重量だけで1~2トン近くある自重を、タイヤがしっかりと支えています。

 

【2】エンジンの駆動を伝えて走る、止まる

アクセルを踏んでエンジンをかけたパワーを受け止め、タイヤを回すことで初めて車は路面を走ることができます。ブレーキの摩擦で安全にストップできるのも、タイヤがあればこそ。車の走行時において、もっとも重要な役割を果たしているともいえるでしょう。

 

【3】カーブを曲がる、方向を変える

ハンドルを切って、行きたい進行方向へと車を向けるのも、タイヤの役割です。傾斜のある道でうまくバランスを取って方向転換したり、縦列駐車の際にも、ハンドルさばきの細かな情報を地面に伝えて車を動かしたりしてくれます。

 

【4】地面からの衝撃をやわらげる

タイヤは、砂利道や凸凹のある道を走る際に、衝撃を吸収する役割も担っています。乗り心地や走行時の静かさ、振動を軽減する役割もあります。

 

タイヤの種類について

タイヤの種類は車や飛行機など、乗り物の種類の数だけあります。さらに、時期や素材によっても分類することができます。タイヤ表示で確認できる、大まかなタイヤの種類は以下の通りです。

 

【5】ラジアルタイヤとバイアスタイヤ

タイヤの種類には、タイヤ内部にある「カーカス」と呼ばれる部分の構造によって、ラジアルタイヤとバイアスタイヤに分けられます。燃費が良く、快適な走行を実現しやすいラジアルタイヤは乗用車に、構造が簡単で悪路の走行に適したバイアスタイヤは産業機械や耕運機などで主に使用されるタイヤです。

 

【6】ノーマルタイヤとスタッドレスタイヤ

タイヤの種類としてもっとも広く認知されているのが、「ノーマルタイヤ」と「スタッドレスタイヤ」でしょう。ノーマルタイヤは春から秋にかけて使われ、溝の深いスタッドレスタイヤは冬の雪道走行に適しています。

 

【7】チューブタイヤとチューブレスタイヤ

タイヤ内部にチューブを内蔵しているか、そうでないかによっても分類できます。代表的なチューブタイヤは自転車のタイヤで、現在乗用車に使われているタイヤのほとんどはチューブレスタイヤです。

チューブレスタイヤの内部には「インナーライナー」というゴムシートが貼り付けられているためチューブが必要ありません。

これらの種類は、タイヤ側面にある「STUDLESS」「RADIAL(R)」「TUBELESS」などの表記で確認することができます。

 

タイヤのサイズ・表記の見方について

タイヤのサイズや製造年月日は、タイヤの側面に記載されています。タイヤ表記の見方については以下の通りです。

 

【8】製造年月日の表記は「週」と「年」

タイヤの製造年月日は、「年月日」ではなく「製造週」と「製造年」の順に表記されています。週と年の表記は製造時期によって桁数が異なり、1999年以前では下3桁、それ以降では下4桁です。例えば、2018年の10週目(2月下旬~3月上旬頃)であれば「1018」、1998年の10週目であれば「108」という表記となります。

 

【9】幅や偏平率なども表記されている

製造年月日以外にも、タイヤには幅や偏平率なども側面に表記されています。

例えば、「195/65R15 91H」のような表記は、タイヤ幅が195mm/偏平率65%/ラジアル構造/15インチ/ロードインデックス(615kg)/速度記号(210km/h)が91のタイヤであるという意味です。

 

おわりに

普段あまりタイヤのことは意識しないかもしれませんが、タイヤは車を快適に走らせるためにさまざまな役割を担っているパーツです。タイヤの種類や性能、状態などによって走行時のフィーリングや安全性は大きく変わります。

より良い状態の愛車でドライブできるように、タイヤの側面表記で製造年月日や幅などを確認し、今使用しているタイヤのスペックや状態を一度チェックしてみてください。