車も台風の「塩害」を受ける!?台風通過後の車の洗車が必要な理由について

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勢力の強い台風が毎年襲ってくる日本。台風が来たときに車の所有者が注意しなければならないのは「塩害」による被害です。

そこで今回は塩害の仕組み、台風によって起こる塩害が車へ及ぼす影響や、台風後に洗車した方が良いといわれる理由などについてご紹介します。

 

塩害とは

そもそも塩害とは、どういった現象のことを指すのでしょうか。

 

高潮や塩を含んだ風によって受ける被害

塩害とは、高潮や海水を巻き上げるような強い風が吹くことにより、その地域の土壌の塩分を高めたり、建造物をサビさせたりする被害のことです。

海の近くなど沿岸部によく見られる現象で、植物が枯れたり、電線の絶縁部分にダメージを与えて停電を起こしたり、橋や建物のコンクリートの中にまで塩が入り込み、内部の鉄がサビついてしまう、といった被害を受けてしまいます。

雨の降らない強い台風が続いたときは要注意

沿岸部以外の地域では普段あまり聞かれることのない塩害ですが、雨の少ない「風台風」が上陸した後には特に注意が必要です。勢力の強い台風は海水を巻き上げ、塩分を含んだまま内陸部へと移動します。塩気を洗い流す雨が多ければ良いのですが、風の強さが際立つ台風の通過後に雨が降らず、猛暑日が続くといった天候条件がそろうと塩害の被害は沿岸部だけでなく内陸部にも広がります。

 

車における塩害について

土壌や植物、建築物に被害をもたらす塩害ですが、車にはどのような影響があるのでしょう。

 

鉄の部分がサビつく原因に

橋やビルなど、コンクリートでできた建造物の内部にある鉄が塩害によってサビついてしまうように、車にも同様の現象が起こるリスクが高まります。台風が上陸した際に屋外で吹きさらしのままにしていたり、その後何日も放置していたりすると、鉄製の接合面にサビが生じる可能性があります。

 

放っておくと故障やタイヤ外れを起こすことも

特に車の底の部分やタイヤ周りなどは塩分に弱く、台風通過後に洗車をせずそのままにしていると、腐食が進んで部品やタイヤが外れやすくなってしまいます。台風がいくつも連続で発生したときに、「どうせまた台風が来るから」と対策をせずに放置しておくとなおさら故障しやすくなるでしょう。

 

塩害から愛車を守る方法

台風による塩害から愛車を守るために有効な対策には、以下のようなものがあります。

 

屋内に駐車する

台風が来ているときに屋外に駐車していると、車が風を受けてしまい塩害のリスクが高まります。台風のときだけでも屋内駐車場を利用するなど、風を受けにくい場所へ駐車するようにしましょう。

 

カバーやシートをかける

台風時に屋外へ駐車しなければならない場合は、カバーやシートをかけるようにしましょう。カバーをかけただけでは万全とはいえませんが、野ざらしにしておくよりは塩害を軽減できます。

 

台風通過後はこまめに洗車を

「来週も台風が来そうだから」「この間洗車したばかりだから」と放っておかず、台風の風を受けた後の車はこまめに洗車することが大切です。特別な洗車をする必要はなく、塩は水だけで充分落とすことができます。塩害の影響を受けやすいタイヤ周りや車底部、フロントガラスのワイパー部分などを重点的に洗うようにしましょう。

 

おわりに

海から遠い地域に住んでいても、台風が通過した後は車に塩害のリスクが伴います。台風接近時には屋内駐車やカバー、コーティングなどの対策を行い、台風通過後にはこまめな洗車を心掛け、大切な車を塩害から守りましょう。