意外と忘れている運転者標識!若葉マークなど車のマークの意味をおさらいしよう

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街中を走る車には、「若葉マーク」をはじめとする運転者標識が貼られていることがあります。しかし、車を日常的に運転している方でも、マークの意味や条件を忘れてしまっている方は少なくないのではないでしょうか。

ここでは、意外と忘れている運転者標識について、代表的なマークの意味をおさらいしていきましょう。

 

運転者標識とは

運転者標識とは、運転者の経験や能力、状態を周りの車に対して知らせ、配慮や注意を促すために車体に表示する標識のことをいい、一般的に「若葉マーク」、「初心者マーク」など「○○マーク」と呼ばれるものです。運転者が対象条件に当てはまる場合、マークを他の車から見えやすい位置に貼ります。

一部の運転者標識には道路交通法(道交法)で表示義務が定められており、表示していなければ罰則を受ける可能性があるため、対象者は必ず貼るようにしましょう。なお、対象外の方がマークを表示していても道交法上の規定がないため違反にはなりません。

運転者標識を表示している車を見つけた場合、周囲の車には配慮が求められます。また、運転者標識は歩行者や自転車にとっても危険予測をするために大切な役割を果たしています。

 

意外と忘れている車のマークの意味

運転中に何らかのマークを付けた車を見かけたら、「とりあえず注意して運転しよう」と判断する方が多いでしょう。

ただ、各マークの意味について「あまりよく知らない」、「忘れてしまった」という方もいらっしゃるかもしれません。ここで各マークの意味をおさらいしておきましょう。

 

初心運転者標識(初心者マーク)

初心運転者標識は、免許取得後1年以内の運転者が表示しなければならない運転者標識です。一般的には、「初心者マーク」や「若葉マーク」と呼ばれています。

免許取得から1年以内という対象条件からも分かるとおり、初心運転者標識は「運転に不慣れであること」を示す標識です。路上を走行した経験が浅い場合は、あらかじめ周りのドライバーに対して初心者であることを示しておくことで、配慮や注意を促すことができるのです。

周囲の運転者には「初心者マークを表示した車を保護しなければならない」ことが道路交通法で定められています。危険防止の為やむを得ない場合を除いて幅寄せや割り込みを初心者マーク表示車両に対して行うと、反則金を科され行政処分(減点)を受けるため注意が必要です。

また、表示義務のあるドライバーが初心運転標識を表示していない場合も、道交法違反になり反則金と行政処分(減点)を受けるため気をつけましょう。

 

高齢運転者標識(高齢運転マーク)

高齢運転者標識は70歳以上の高齢者が表示する運転者標識です。1997年に「もみじマーク」が導入され、その後2011年に「四つ葉マーク」に変更されました。「シルバーマーク」「高齢者マーク」と呼ばれることもあります。

高齢者が運転する自動車による事故が増加したことを受け、周囲のドライバーに注意喚起する目的で導入されました。かつては表示が義務だったこともありますが、2009年4月以降は努力義務になっており、また、70歳未満の方が掲示していても問題はありません。

初心者マークの場合と同じように、高齢運転者標識を表示している車両に対して、やむを得ない場合を除き幅寄せや割り込みを行うと反則金を科され行政処分(減点)されるため、十分に注意してください。

 

聴覚障害者標識

聴覚障害者標識は、聴覚に障害を持つ方が掲示する運転者標識です。従来は聴覚障害者(10メートル以内で発せられる90デシベルの警音器の音が補聴器を装着していても聞こえない方)は免許の取得自体ができませんでしたが、2008年6月以降はワイドミラーの車体への設置と、このマークの表示を条件に免許を取得できるようになりました。

周囲の運転者は、このマークを表示している車の運転者が警音器の音を認識できない可能性がある点に留意しなければなりません。やはり、やむを得ない場合を除き幅寄せや割り込みをした場合は交通違反となります。

周囲のドライバーが配慮するべきマークとして、この他に「身体障害者標識(身体障害者マーク)」があります。

 

標識の取り付け場所

表示対象自動車は、普通自動車(軽自動車も含まれます。)です。タクシーなどの営業車も表示対象車です。
表示位置は、車体の前面と後面の両方に、地上0.4メートル以上1.2メートル以下の見やすい位置に表示しなければなりません。

 

おわりに

安全運転のため、ドライバーには互いへの思いやりが求められます。運転者標識を表示している車を見かけた場合は、十分に配慮をして運転してください。また、ご自身が運転者標識の対象条件に当てはまっている場合は、他の運転者のためにマークを表示するようにしましょう。